Java基礎文法最速マスター
Javaの文法一覧です。他の言語をある程度知っている人はこれを読めばJavaの基礎をマスターしてJavaを書くことができるようになっています。簡易リファレンスとしても利用できると思いますので、これは足りないと思うものがあれば教えてください。
1. 基礎
classの作成
プログラムはclassに記述します。たとえばSampleという名前のclassを作る場合、Sample.javaファイル内に次のように書きます。
public class Sample { }
mainメソッドの作成
プログラムはclass内のmainメソッドの先頭から実行されます。mainメソッドは次のように書きます。
public class Sample { public static void main( String[] args ) { // 処理を書く } }
変数の宣言
変数の宣言です。変数の宣言時にはデータ型を指定します。
// 変数 int num;
2. 数値
数値の表現
int、float、double型の変数に数値を代入できます。int型には整数だけ代入できます。float、double型には整数でも小数でも代入できます。
int i = 2; int i = 100000000; float num = 1.234f; double num = 1.234;
四則演算
四則演算です。
num = 1 + 1; num = 1 - 1; num = 1 * 2; num = 1 / 2;
商の求め方です。割る数と割られる数が両方とも整数の場合、計算結果の小数点以下が切り捨てられます。
num = 1 / 2; // 0
割る数と割られる数のどちらかが小数の場合、計算結果の小数点以下が切り捨てられません。
num = 1.0 / 2; // 0.5 num = 1 / 2.0; // 0.5 num = 1.0 / 2.0; // 0.5
余りの求め方です。
// 余り mod = 4 % 2
インクリメントとデクリメント
インクリメントとデクリメントです。
// インクリメント ++i; // デクリメント --i;
3. 文字列
文字列の表現
文字列はダブルクォートで囲みます。
String str = "abc";
文字列操作
各種文字列操作です。
// 結合 String join = "aaa" + "bbb"; // 分割 String[] record = "aaa,bbb,ccc".split( "," ); // 長さ int length = "abcdef".length(); // 切り出し "abcd".substring( 0, 2 ) // abc // 検索 int result = "abcd".indexOf( "cd" ) // 見つかった場合はその位置、見つからなかった場合は-1が返る
4. 配列
配列変数の宣言
配列です。
// 配列の宣言 int[] array;
配列の生成
配列の生成です。配列の生成時には要素数を指定するか、初期データを指定します。
int array;
// 要素数を指定して配列を生成
array = new int[5];
// 初期データを指定して配列を生成
array = new int { 1, 2, 3 };
// 宣言と同時に配列を生成
int[] array2 = new int[5];
配列の要素の参照と代入
配列の要素の参照と代入です。
// 要素の参照 array[0] array[1] // 要素の代入 array[0] = 1; array[1] = 2;
配列のコピー
配列の要素を別の配列にコピーするには以下のようにします。
int[] from = new int[] { 1, 2, 3 }; int[] to = new int[5]; System.arraycopy( from, 0, to, 0, from.length );
5. 制御文
if文
if文です。
if ( 条件 ) { }
if 〜 else文
if 〜 else文です。
if ( 条件 ) { } else { }
if 〜 else if 文
if 〜 else if文です。
if ( 条件 ) { } else if ( 条件 ) { }
while文
while文です。
int i = 0; while ( i < 5 ) { // 処理 ++i; }
for文
for文です。
for ( int i = 0; i < 5; ++i ) { }
for-each文
for-each文です。配列の各要素を処理できます。
int[] fields = new int[] { 1, 2, 3 }; for ( int field: fields ) { }
6. メソッド
Javaでは関数をメソッドと言います。メソッドを作るには次のようにします。戻り値を返却するにはreturn文を使います。
static int sum( int num1, int num2 ) { int total; total = num1 + num2; return total; }
9. ファイル入出力
ファイル入出力です。ファイル入出力を行うには、プログラムの先頭に以下を記述します。
import java.io.*;
以下がファイル入力の雛形になります。ファイルのオープンや読み込みに失敗した場合、catch節に処理が移ります。
BufferedReader reader = null; try { reader = new BufferedReader( new FileReader( filename ) ); String line; while ( ( line = reader.readLine() ) != null ) { } } catch ( IOException e ) { // エラー処理: } finally { if ( reader != null ) { try { reader.close(); } catch ( IOException e ) {}s } }
以下がファイル出力の雛形になります。ファイルのオープンや書き込みに失敗した場合、catch節に処理が移ります。
PrintWriter writer = null; try { writer = new PrintWriter( new BufferedWriter( new FileWriter( filename ) ) ); writer.println( "abc" ); writer.println( "def" ); writer.println( "fgh" ); } catch ( IOException e ) { // エラー処理: } finally { if ( writer != null ) { writer.close(); } }
知っておいたほうがよい文法
Javaでよく出てくる知っておいたほうがよい文法の一覧です。
繰り返し文の途中で抜ける
繰り返し文の途中で抜けるにはbreak文を使用します。
for ( i = 0; i < 5; ++i ) { if ( 条件 ) { break; // 条件を満たす場合、for文を抜ける。 } }
繰り返しの残り部分の処理をスキップする
残りの部分処理をスキップし、次の繰り返しに進むにはcontinue文を使用します。
for ( i = 0; i < 5; ++i ) { if ( 条件 ) { continue; // 条件を満たす場合、残りの部分処理をスキップし、次の繰り返しに進む。 } }
例外処理
例外を投げるにはthrow文を使用します。
throw new Exception( "Error messsage" );
例外処理をするにはtry 〜 catch文を使用します。
try { // 例外が発生する可能性のある処理 } catch ( Exception e ) { // 例外発生時の処理 }
Java参考資料
基礎文法最速マスターリンク集
この記事は最近の基礎文法最速マスターの流れに便乗して作成したものです。
以下、各種基礎文法最速マスターへのリンクです。
- Perl基礎文法最速マスター - Perl入門〜サンプルコードによるPerl入門〜
- Route 477 - Ruby基礎文法最速マスター
- PHP基礎文法最速マスター | Shin x blog
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- VBScript 基礎文法最速マスター - CX's VBScript Diary - VBScript グループ
- JavaScript基礎文法最速マスター - なんとなく日記