マスクとニオイ

先月24日にメキシコで新型インフルエンザが発生して以来、予防のために外出時にマスクを着用しています。日本国内ではまだ感染者が出ていないようですが、備えあれば憂いなしです。なるべくならインフルエンザにでつらい思いはしたくないですから。そういうわけで、仕事の時も遊びの時もできる限りマスクを着けています。
マスクを着けた生活を一週間以上続けていると、以前は全く気にしていなかったニオイが気になるようになりました。ほこりやタバコや食べ物のニオイやその他色々なもののニオイに対して、以前より敏感になっています。食べ物を食べたり飲み物を飲んだりするためにマスクを外した瞬間、嗅ぎとるニオイを「くさい」と感じるのです。
マスクを着けている間はずっとマスクのニオイだけを嗅いでいます。そのせいで、マスクを外したときの急なニオイの変化に、鼻が敏感になっているのでしょう。周囲が以前より臭くなったわけではけしてありません。その証拠に、マスクを外してしばらくすれば、鼻が慣れてきて、ニオイは全く気にならなくなります。それでも、これまで気にならなかったニオイが気になるようになったことには、違和感を感じています。
マスクを着けている人たちの中には、僕と同じようにニオイを気している人はいるのでしょうか。周囲ではマスクを付けてる人はあまり見かけませんが、感染が広がっている国では大勢の人がマスクを着けているのでしょう。その人たちはニオイが気になることはあるのでしょうか。
普段気にならないニオイが気になるようになるというのは、おかしなことだと思います。慣れ親しんでいるはずものに、違和感を感じるのですから。
誰もこんな違和感を感じる必要がないほうがいい。そんな観点からも、できるだけ早く新インフルの流行が治まることを願っています。