IP電話の二つのフェーズ

IP電話には呼制御フェーズと通話フェーズという、二つのフェーズがあります。

呼制御フェーズ

呼制御フェーズでは、IP電話SIPプロトコルを使ってSIPサーバと呼制御情報をやり取りし、通話相手との接続を確立します。
このとき、SIPパケットにはIP電話や通話相手の電話番号が含まれます。

通話フェーズ

通話フェーズでは、IP電話はRTPプロトコルを使って通話相手と音声データをやり取りします。
このとき、RTPパケットにはIPアドレスが含まれますが、電話番号は含まれません。
なお、構内のIPネットワークを公衆回線網に接続して音声データをやり取りする場合、VoIPゲートウェイを配置してディジタルデータとアナログデータの変換を行う必要があります。