Fedora11へのThunderbirdのインストール

Fedora11へのThunderbirdのインストールする手順の覚書です。

compat-libstdc++-33のインストール

Fedora11でThundirbirdを実行するには、compat-libstdc++-33が必要です。
compat-libstdc++-33のrpmをインターネット上で入手し、rpmコマンドでインストールします。

# rpm -ivh compat-libstdc++-33-3.2.3-66.i586.rpm 
※rootで実行する。

thunderbirdのインストール

thundirbirdのtarballをインターネット上で取得し、適当な場所にインストールします。
今回は、/opt配下にインストールしました。

# tar zxvf thunderbird-2.0.0.23.tar.gz 
# mv ./thunderbird /opt/thunderbird
※rootで実行する。

thunderbirdの起動

thundirbirdを起動するには、以下のコマンドを実行します。

$ /opt/thunderbird/thunderbird &

thunderbirdのランチャをデスクトップ上部のパネルへ追加

thundirbirdを簡単に起動できるように、thunderbirdのランチャをデスクトップ上部のパネルへ追加します。
追加手順は以下のとおりです。

1.デスクトップ上部のパネルを右クリックし、「パネルへ追加(A)...」メニューをクリックします。

2.パネルへ追加ダイアログにて、「カスタム・アプリケーションのランチャ」を選択した後、「追加(A)」ボタンをクリックします。

3.ランチャの作成ダイアログにて、必要項目を入力します。
名前
Thundirbird
コマンド
/opt/thunderbird/thunderbird

4.ランチャのアイコンを指定するため、「アイコンの選択」ボタンをクリックします。

5.アイコンの参照ダイアログにて、パスを指定してアイコンを選択した後、「OK(O)」ボタンをクリックします。
パス
/opt/thunderbird/icons/mozicon50.xpm

6.ランチャの作成ダイアログにて「閉じる(X)」ボタンをクリックします。

7.ランチャがデスクトップ上部のパネルに追加されます。


以上で、ランチャからthunderbirdを起動できるようになります。

WindowsからFedora11へのメールや設定の移行

Windowsで使用していたメールや設定をFedora11に移行するには、thunderbirdのプロファイルをコピーします。
Windowsの場合、thunderbirdのプロファイルは「%AppData%\Thunderbird\Profiles」に存在します。このディレクトリ中に存在する「xxxxxxxx.default」(xxxxxxxxはランダムな文字列)というディレクトリを、Fedora11の「~/.thunderbird」にコピーします。
次に、「~/.thundirbird/profiles.ini」を編集し、「Path」の値としてコピーしたディレクトリの名前を設定します。

[General]
StartWithLastProfile=1

[Profile0]
Name=default
IsRelative=1
Path=xxxxxxxx.default

以上で、Windowsで使用していたメールや設定がFedora11に移行されます。