2009-09-18 ATMのプロトコル ネットワーク ATMのプロトコル構成 ATMは物理層、ATM層、AALの3層から成り立ちます。 ATMヘッダの重要なフィールド VPI(仮想パス識別子) ATM通信路の仮想パスを識別します。仮想パスとは仮想チャネルを複数束ねたものです。 VCI(仮想チャネル識別子) ATM通信路の仮想チャネルを識別します。仮想チャネルはエンドツーエンドの論理的な通信チャネルです。 AALのタイプ AALには以下の4つのタイプがあります。 AAL1 AAL2 AAL3/4 AAL5 このうち、伝送効率が高いAAL5が最も普及しています。 AAL5では上位層から受け取ったデータに追加情報を付加した後、48バイトずつのPDUに分割します。一方、AAL3/4では、上位層から受け取ったデータを44バイトずつのPDUに分割した後、各PDUに対して追加情報を付加します。そのため、AAL5はAAL3/4に比べてオーバーヘッドが少なく、伝送効率が高いです。