ADSLの用語
- フルビットローディング
- 1個の搬送波で送信する情報を11〜12ビットからADSL規格いっぱいの15ビットに拡張することで、伝送速度を向上させます。
- S=1/2
- 誤り訂正ビットを半分にし、その分転送するデータ量を増やすことで伝送速度の向上を図ります。誤り訂正ビットを減らす分エラー訂正が簡略化されるため、エラー訂正が過剰な回線でしか伝送速度の向上は見込めません。
- トレリス符号化
- ADSLで使用される強力なエラー訂正技術です。エラー訂正を強化して再送処理を抑制することで、スループットを向上させます。
- ReachDSL
- 低周波数帯を利用することで、実行伝送距離を延ばす規格です。伝送距離が伸びる一方、通信速度は低下します。
- Annex A.ex
- 上り方向の周波数帯に下り方向のデータを流すことで、下り方向の通信速度を向上させる規格です。ただし、上り方向の通信速度が若干低下します。
- Annex C
- ISDNとADSLの干渉による速度低下を防ぐための規格です。ISDNが普及している日本向けの付帯規格です。
- Annex C.X
- Annex Cの拡張規格で、上り方向と下り方向の周波数帯をオーバーラップさせることで、接続可能距離と通信速度を向上させています。
- DMT(discrete multi-tone)
- xDSLで使用される通信方式です。帯域を分割することでノイズの影響を個別の帯域に限定するため、ノイズに強いのが特徴です。
- SDSL(Symmetric DSL)
- xDSL技術の一つで、上りと下りの伝送速度が同じです。
- G.992
- ITU-Tが勧告したADSLの規格です。