ATM-LAN

ATMを利用してLANを構成する技術に、LANエミュレーションとATM over Ethernetがあります。
ちなみに、どちらの技術でもデータ分割にAAL5を利用します。

LANエミュレーション(LANE)

LANEはIPパケットをイーサネットフレームでカプセル化した後、ATMに受け渡します。
LANEでは、IP層から見るとATM層がイーサネットであるかのように見えます。ATM層は、LES(Lan Emulation Server)を利用して、MACアドレスからのATMアドレスの解決と、ブロードキャストパケットの転送を行います。

<<利点>>
<<欠点>>
【イメージ】 アドレス解決

【イメージ】 ブロードキャスト

IP over ATM

IP over ATMはIPパケットを直接ATMに受け渡します。
IP over ATMでは、IPアドレスをATMアドレスに解決するため、ATMARPサーバを利用します。

<<利点>>
  • 仕組みがシンプルで伝送時のオーバヘッドが少ないため、LANEに比べてスループットが高いです。
<<欠点>>