2009-09-21から1日間の記事一覧

HDLC

HDLC(High-Level Data Link Control)は、高速な通信を行うための伝送手順です。 HDLCでは誤り制御にCRCを使用します。 同期方式 HDLCでは同期方式としてフラグ同期方式を使用しており、フラグシーケンスに挟んだ任意のビット列を送信できます。 ちなみに、HD…

マルチリンクとリンクアグリゲーション

マルチリンクとリンクアグリゲーションは、どちらも複数の物理回線を一本の論理回線に束ねて帯域幅を太くする方式ですが、束ねる物理回線に違いがあります。 マルチリンク マルチリンクは、WAN回線を束ねる方式です。 たとえば、INSネット64では2本のBチャネ…

WEPとWPA

無線LANの暗号化方式にはWEPとWPAがあります。 WEPは構造上の欠陥から容易に解読できるため、WPAの使用が推奨されています。 WEPの欠陥 WEPには以下の欠陥があります。 MACヘッダを暗号化しません。 ユーザ毎ではなく、アクセスポイント毎にWEPキーを決めな…

ESS-IDの隠ぺいとANYモードの拒否

ESS-IDの隠ぺいとANYモードの拒否は、無線LANへの不正アクセスを防ぐために有効です。 ESS-IDの隠ぺい ビーコンやプローブ応答にてアクセスポイントのESS-IDを送信すると、誰もがESS-IDを取得できるため不正アクセスの原因になります 以下のように、ESS-IDを…

無線LANの接続手順

以下、無線LAN端末がアクセスポイントに接続するための手順です。 なお、アクティブスキャンであるかパッシブスキャンであるかにより、認証パケット送信まで手順が変わります。 パッシブスキャン パッシブスキャンでは、アクセスポイントがESS-ID情報を含む…

誤り制御

誤り制御とは、ネットワークを通じたデータ伝送を確実に行うための、誤り検出・訂正処理です。 誤り制御には以下のような方法があります。 誤り検出のみ パリティチェック CRC 誤り訂正可能 ハミング符号 パリティチェック パリティチェックは、パリティビッ…

RC-232C

RS-232Cはパソコンとモデムの接続等に使用されるインタフェース規格です RS-232Cは、以下の3つの規格の組み合わせです。 規格 概要 V.24 制御手順や回線制御など、論理条件を定めた規格です V.28 電圧など、電気的条件を定めた規格です。 ISO2110 ピンコネク…

X.25

X.25は、公衆回線網を通じてパケット通信に利用される、DTE-DCE間のインタフェース規格です。 X.25は以下のプロトコルから構成されます。 プロトコル 対応するOSI階層 X.25 ネットワーク層 LAPB データリンク層 X.21 X.21bis 物理層 LAPBの概要 LAPB(Link Ac…